フレスコでは、布団をすし巻きに結束して洗います。
たくさんの布団丸洗いを行う企業で、すし巻きで布団を洗う方法が採用されていますが、この方法を最初に発見したのはフレスコです。
布団の空気を抜く事で布団の中にしっかり水を浸透させます。中わたにしっかり水を通して“浸けこみ洗い”をしないと、布団を清潔に洗い上げる事ができません。
布団の中わたに空気がたくさん入っていると、空気抵抗で水がなかなか入りません。特に羽毛布団になると、側生地の密度が高い上に、羽毛がたくさん空気をかかえているため、すし巻きを行い空気をしっかり抜かないと水に浮かぶ浮き輪のように布団が浮いてきてしまいます。これでは、布団全体にくまなく水を浸透させる事ができません。
すし巻きにする事で、洗っている途中で中わたがよれたり、綿切れが発生するのを防ぎます。
濡れた状態の中わたは非常にデリケートです。布団に余計な力を加えずに、水洗いできる方法がすし巻きです。
『すし巻き機セットル=すし巻き+セットする』という意味です。
中腰で布団をすし巻きにする作業は腰痛の原因になりスタッフの負担は大きいです。
毎日大量の布団を検品を兼ねてすし巻きにするのに便利な機械をと、すし巻き機セットルは開発されました。
ある日、天理市の工場へクッションが一体となった長いすのカバーが持ち込まれました。
「どうなってもいいから洗ってほしい」というお客様の要望に、社長は「失敗したら弁償しなければ…。しかし、一体どうやって洗えばいいだろう。」と悩みました。
考えた末に、クルクルと紐で縛って洗濯機に入れて洗ってみました。
これが上手くいきました。お客様に納めた所、ノークレームだったのです!
これが「すし巻き」の発見です。
それ以来、研究は続き、「すし巻き」で洗う方法はフレスコの布団丸洗いの大きな特長になり、数多くの布団丸洗いの企業で採用されています。