![[日本の布団が危ない]日本の布団が危ない](../img/key_futon01.jpg)


布団丸洗いと他のメンテナンス方法の違いについて「中わたを清潔にする」ことにポイントを置いて説明します。
日本では、昔は綿の布団を打ち直す習慣がありました。ですが、残念ながら布団の打ち直しをしても、布団を清潔な状態にはできないのです。
布団を打ち直しの工程では、古くなった中わたの繊維を整えて、時には新しい綿を加える事で、新品に近い状態に戻します。しかし、中わたにしっかり水を浸透させて、水溶性の中わたの汚れ自体を取る事はしないので、布団が清潔な状態になるとは言い難いのです。
現在では、中わたの素材もたくさんの種類が出回るようになりました。その中には打ち直しができない布団もあります。敷き布団はほとんど打ち直しができません。打ち直しが出来る布団は全体の50%程だと言われています。布団丸洗いでは、布団の中わたにしっかり水を浸透させて、中わたに蓄積されている汚れ自体を落とします。
目的に応じて、方法を選びましょう。布団の中わたの汚れをしっかり落とすなら、布団の丸洗いがおすすめです。
布団に蓄積しているフケ・アカ・ダニなどの汚れは水溶性です。ドライクリーニングでは見た目の汚れはとれたように見えるかもしれませんが、フケ・アカ・ダニなどの水溶性の汚れ自体は落とせていないのです。
なぜなら、ドライクリーニングとは水を使わない方法で洗うことを指します。ドライクリーニングは、油性の汚れは落ちますが、水溶性の汚れは落ちないのがデメリットです。ドライクリーニングでは、布団の汚れの原因になっているダニアレルゲンや汗などの水溶性の汚れをしっかり落とす事はできません。
布団を清潔にするためには、水で丸洗いを行い、水溶性の汚れをしっかり落とす事が大切です。
家庭用洗濯機では、ふとんを巻いて洗濯機に詰め込みゆっくりと(ドライモードなどで)洗うことができるので、中わたのダメージは少ないと言えます。しかし、中わたの汚れを洗い出すには不十分です。家庭用洗濯機と家庭用洗剤では、中わたまでしっかりと水を浸透させ汚れを溶かし出すことができません。また、ふとんの繊維は非常にデリケートなので、家庭で洗うことのできる素材は、非常に限られてしまいます。
家庭洗濯で一番難しいのは乾燥です。早く乾くものでも丸一日干す必要があります。洗浄が十分でない場合、乾くまでの長時間の間に雑菌が発生し臭いが出てくる恐れがありますので、布団を清潔にしようとしたのに、かえって不衛生な状態になってしまう場合があります。
布団をしっかり丸洗いした後は、湿気を残さず、ダニや雑菌が繁殖しないようにしっかり乾燥させる事が大切です。


